1939年愛知県生まれ。松下電器の経理部門に就職。その後、家電小売店を対象とした営業部門へ異動し、当時出始めたばかりのクーラーなどを販売する。営業部門を経て子会社の取締役に就任後、定年近くになったときに岡崎にある石屋の経営の建て直しを知り合いから依頼され転職。3年間営業部長を務めた後、56歳で起業。現在に至る。
「まっぺんやってみよう!」
小森さんは自分は運のいい人間、と語る。営業先で誰かに会えることも、石屋を紹介されその後起業したことも、今楽しい人生が送れていることも、全て運が良かったのだと。
しかし「運」はただで手に入ったのではない。
松下電器で小売店相手に営業をしていたとき上司から「売れるまで帰ってくるな!」といわれ、それこそ死ぬ気で幾つもの小売店を回る経験をした。そんなとき支えとなったのは、子どものときに一生懸命になった算盤と野球。
何でもいいから一生懸命取りくんだ経験が自分を支える自信にもつながり、ひいては逆境に対する強さにも繋がっている。「くじけたら負け」、負けないためにも、とにかく何か自分の好きなことでいいから集中して行うことの大切さを授業でも常に高校生に伝えてきた。
「努力と情熱。それがなきゃ運はつかめない」。
会社の取締役から石屋の営業部長に転職したのも退職してから、「まっぺんやってみよう!」と自分の経験を活かして新しい事にチャレンジしようと思ったからだと言う。
ほてい様のような優しい笑顔を見せる小森さんの瞳の奥には、30年以上に及ぶ努力の結晶とそこからくる情熱がほとばしる。
代表的な講座タイトルと対象年代
「『電器屋から石屋へ』敏腕営業マンのカレイな変身」 (高校生)
「人生是運。自分は運が悪いと思っている人、運のつかみ方教えます。」 (高校生)
ココにいけば会える!
7月20日 (火) 10:00〜11:40
愛知サマーセミナー (会場:愛知中学・高校)
「職業と生き方」
|