1948年名古屋市生まれ。学生時代に茶道のクラブに入ったのがお茶との初めての出会い。結婚後、本格的に茶道の世界に入る。自分の好きなお茶を通して、何か役に立てることはないか?と考え、流派を越えてお茶の好きな人々が集まる丸の内茶道同好会を結成。現在、高齢者のための茶道講座を担当し、ボランティア活動を楽しんでいる。
茶道入門・侘びさびの世界へ
「名古屋はもともとお茶が生活の中に定着している土地柄です。お呼ばれする時や、家庭でも美味しいお菓子があると抹茶が飲みたいな、って思うでしょ」と九鬼さんは微笑む。
九鬼さんにとってお茶の魅力とは、「異空間」を楽しむこと。例えば茶事に臨む時には普段着ない着物を着、花を生け、現実と違う世界へ一歩入ってゆく。
また、一服の茶を点てる時には心の中で「覚悟」が必要となる。茶筅をまわして茶を点てる時に、一旦茶筅を引きぬいたら二度ともとには戻れない。
一期一会のお客様に対して、最高の茶をもてなすには熟練とたしなみが必要で、「もうこれでよい」という事が決してない「修行」だからこそ、茶道は奥深い。
一方、九鬼さんは高齢者対象の茶道講座の講師としてのボランティア活動にも熱心だ。お年よりの方は喜びを全身で表現されるので、教える側にもどんどん意欲が出てきて、逆に教えられることが多いと言う。
出会いは宝、と言われるように一服の茶を囲んで一座が和む、そんなお茶の空間を体験してみませんか。
代表的な講座タイトルと対象年代
「茶道入門」 (中学生〜社会人)
ココにいけば会える!
7月17日 (土) 12:30〜14:10
愛知サマーセミナー (会場:愛知中学・高校)
「茶道入門初級編」
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