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1945年生まれ。東京都出身。名古屋市在住。漆作家の夫の工房の手伝い、家族の介護をする傍ら、名古屋市内の図書館でお話会の仕事を引き受けるようになった。現在は、名古屋港水族館の仕事と、おはなし会Zooの活動をする。趣味の海外旅行では、インドネシア・バリ、ベトナム、アフリカ諸国など大自然やシンプルな人々の暮らしが残る場所を愛する。
また、アウトドアが大好きで自然の中でキャンプをしたり、鳥と語ったりすることを楽しんでいる。
伝えたいのは、命・自然・環境。
地球が今より少し良い状態で次世代に受け継がれてゆき、皆が幸せになるために一体私には何ができるのか？「それが常に私の活動の原点です」と田辺さんは微笑む。
田辺さんは水族館で150名のボランティア・スタッフの研修を担当している。ボランティア・スタッフは水族館を訪れるお客さまと館内の生き物をつなぐ、大切な通訳者。
正しいことを伝え、解説してもらうためにスタッフが働きやすい環境を整えるのが田辺さんの仕事だ。水族館の生き物と一緒にいると、人間だけが命ではない。皆が皆の命を認められる世界、ひとりひとりが輝ける場所があってよいのではないか？ と感じると言う。
一方、田辺さんは名古屋市内の図書館で「おはなし会」を行っている。親子でも、一人でも参加は自由。子どもたちに夢を与え、文化を継承したいという願いで「おはなし会Zoo」というボランティア団体をつくったのだ。
絵本の読み聞かせ、お話会、わらべうた、紙芝居や劇など表現方法や活動は多岐にわたる。「絵本はこどもだけのものではありません。言葉が少ない分、想像力や思考力を刺激する奥深い世界で大人も楽しめます」。田辺さんと共に絵本や紙芝居の世界に浸ってみてはいかがだろう。
代表的な講座タイトルと対象年代
「絵本から見える世界」（小学生〜大人）
「国際理解・自然の中でキャンプ」（小学生〜高校生）
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