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1961年神戸市出身の大阪育ち。岡崎在住。日本では国文学、結婚後夫が赴任したアメリカでは経営学を専攻。夫の転勤にともない自らのキャリアが切られてしまう悲しさと、不動産への興味、自宅でできる仕事といった条件でファイナンシャルプランナーを選ぶ。玄関先に置いてあるベビーカーをたよりに新人ママさんを集め、子育てサークルを立ち上げた行動派でもある。

ファイナンシャルプランナーはライフプランのホームドクター

「子どもができたので滋賀に家を買ったんです。そうしたら半年で転勤。もう大変でした。引越しのほかにも、不動産の売買やそれにともなう税金などさまざまな手続き。ものすごい印象に残っている事件です。」

ファイナンシャルプランナーはライフプランのホームドクター。子育てや家を買ったりといった経験があるととてもいい。金融から保険、税金などさまざまな要素があり、やればやるほど奥深く感じるそうだ。堂ヶ原さんは、自身の経験や、アメリカでの生活で見てきた金銭に対する考え方などを元に仕事をしている。

「自分が痛い目を見たことは骨身にしみていますからね。お客様とお話をさせていただく上で役に立っています。」仕事を進めていく上で一番の肝は顧客との信頼関係を築くこと。源泉徴収票や保険証書などなど、どうしてもプライベートに踏み込まざるを得ない。アドバイスはできるが、決めて、実行するのはクライアント。

ファイナンシャルプランナーはクライアントにできるだけ仕事の内容を理解してもらい、質問や相談といったアプローチに応えていくことで、一緒に答を見つけていく。人生というマラソンの伴走者なのだ。

あなたはどんな仕事をして生きていきたいですか?

小学生の金銭教育の必要性について堂ヶ原さんは「性とお金の話は教育の場ではふたをされてしまいがち。そこをあえて親子で受講してほしい。」という。親は子どもにまとまったお金を渡すのが怖いもの。でも、いつまでも「ちょっとづつ」「いるときにだけ」渡しているというのでは、予算という考え方が身につかないのだ。

また、高校生に対する授業では、起業家意識に訴えかけたいという。そんなに起業したいと思っている高校生はいるのでしょうか?とたずねてみた。今の世の中サラリーマン的なサラリーマンでは生き残れない。サラリーマンをやっていくにも自立したところが必要。起業家意識というよりも自立がキーワードかもしれないという。

お金儲けということ以前に、自分がどんな仕事をして食べていくのか、何の対価としてお金を得て生活していくのかについて考えることが、自分の人生を決める上で大切なのだ。

そんな堂ヶ原さんの自慢は優しい夫と息子さん。今日も夫の手づくりの事務所で仕事に励んでいる。

代表的な講座タイトルと対象年代

ライフプランセミナー
〜自己責任の時代,自分の「お金」を考える〜 高校生〜社会人向け

おこづかいの正しい使い方 小学生〜

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