市民講師ナビ事業
 
〜 市民の教育力を学校へ! 〜
 
 
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● 愛知市民教育ネットが贈る市民講師ナビ活動報告!!
市民講師活動実践 2002年12月発行(第2版)より
授業後のひとコマ 目指すは市民参加の教育づくり

愛知市民教育ネットが贈る市民講師ナビ活動報告!!

土曜講座や総合的な学習での市民講師の活用実践例が記されています。

市民講師の活用で、授業が、学校が、生徒が変わります!
 
● 地域と学校が一つになったとき そこに笑顔の子どもたちがいた!
 市民講師ナビでは地域の力と学校の力を一つに結集することで今までにない教育の現場を生み出している。そこには生徒だけでなく、市民や教師の笑顔もあった。
 この取り組みはおそらく新しい教育スタイルとして確立されていくだろう。愛知中学を筆頭にいくつかの実践例を紹介したい。
  ● 生徒も市民も大満足! (愛知中学)
  ● 国際交流の講座を中心に市民講師が大活躍 (桜丘高校)
  ● 忘れられない授業 忘れられない経験 (名経大高蔵高校)
  ● 「自ら考え、自ら学ぶ」 (黄柳野高校)
  ● 土曜日も平日も市民講師が教室へ! (弥富高校)
  ● 市民講師ナビの活動実績 (2003年 2月末現在)
 
● 生徒も市民も大満足! (愛知中学)
土曜日に市民が授業を開講!
今までの授業では学べなかったことが一杯。


「今日の先生はどんな人かな?」
生徒は授業が始まる前からワクワクしている。通常の授業とは違う。先生も違えば習うことも違う。全てが初めての体験だ。自分で選んだコースに参加し、市民が講師をするのだから生徒の嬉しくなる気持ちもわかる気がする。
 多様化した社会にこれから足を踏み出す生徒たちにとって、学生時代に体験できるこの出会いはきっと大きな財産になっていくに違いない。今までの授業から学べないことが、たくさん学べるよい機会になっている
授業のひとコマ
 授業のひとコマ
   
年間64講座の実施には、
たくさんの人の支えが必要だった。


 市民講師による講座は年間で計64講座。これを自分の授業もある教師が企画するにはかなりの負担がかかる。
 市民講師ナビに共感するたくさんのボランティアの力があってこそ実現できた。未来を支える若者のためならと、多くの市民が一生懸命働いてくれた。そのおかげで、8つのコースに分かれて年間各8回、合計64講座という充実した内容の土曜講座を生徒へ提供することができた。
<生徒の声>
 つまらない政治話をすると思っていたけど、世界各国異文化交流やいろいろなことができそうでとても楽しみです。(国際交流)
   
学校側の理解も大切。
成功の裏に市民と教師の協力あり!


 市民講師の授業を学校で行うには学校側の理解がとても大切になる。
 学校の教師だからできること、市民講師だからできることはそれぞれある。お互いの長所を合わせることで、よりよい教育づくりにつながっていく。そのためにはまず、学校が市民を受け入れる理解が必要だ。
 愛知中学では、その理解を得ることができた。そして、生徒たちだけでなく、市民講師さらに学校の教師にまで大きな反響を与えることができた。
ブロックを使った謎解き
 チームを組みブロックを使った謎解きに挑戦している。
 主体的に参加することが、自ら考えようとする意識を生んでいる。
   
コース・ナビゲーターの一覧

●国際理解/
  名大国際開発研究科EIUP(国際理解教育プログラム)
●環境/エコプラットホーム東海
●仕事/TMC(ビジネスマン異業種交流会)
●メディアリテラシー/市民とメディア研究会「あくせす」
●コミュニケーション/
  ループファシリテーターの会「Seeds(シーズ)」
●福祉・まちづくり/ToBe中日本
●科学・ものづくり/ASK−NET
●いのち/ASK−NET              (敬称略)
<市民講師の感想>
 やってみて気付いたことなのですが、講師として教えるとき生徒以上に学ぶことが多いこと気づきました。
 また機会があったらやってみたいです。(仕事の講座)

<学校教師の感想>
 自分たちの力だけでは、これだけの内容はそろえられなかった。この市民講師ナビは非常に役に立つので、ぜひまた利用したい。(担当教師)
 
● 国際交流の講座を中心に市民講師が大活躍(桜丘高校)
市民講師紹介はいつだってできる!

 2002年度、初夏と秋に桜丘高校へ市民講師を紹介した。講座は様々だが、特に国際交流の講座が多かった。例えば韓国、アフガニスタン、ブラジルなどである。
 昨今、国際化が進んでいると言われているが、実際に生徒が授業で外国人と接する機会はそれほど多くはない。特に英語圏だけでなく、たくさんの国の人との出会いは、生徒にとって大きな糧になるだろう。
 市民講師ナビを利用することでこのような出会いが実現できる。
<生徒の声>
 韓国へ行ったことはあったけど、初めて知ったことばかりでとても勉強になった。次回韓国へ行くことができたら、せめてハングルが読めるようになりたいと思う。

外国人の方の授業に興味深々の生徒たち
外国人の方の授業に興味深々の生徒たち。現地の方ということもあり、自然と説得力も増す。(国際交流)
 
● 忘れられない授業 忘れられない経験 (名経大高蔵高校)
市民講師が学習意欲に火をつける!!

 名経大高蔵高校商業科の2年生は選択授業の一貫で生徒たちがグループを組み、自らテーマを決め「調べ学習」をしている。その「調べ学習」で得た知識をより深め、さらなる学習意欲を生み出すために市民講師の授業を開講することにした。  自分たちの調べたことが社会とどうつながっているのか、調べた知識をどう活かすのか、と生徒自身が問題意識を持ち授業に取り組むことができた。
満面の笑みの生徒
 写真は国際交流の講座のひとこま。市民講師も様々な工夫をして講座を開いている。モンゴルのお金を手にして満面の笑みの生徒。
   
国際・自己啓発・仕事など計16講座の実施を支援。

 土曜講座が名経大高蔵高校で開かれた。34講座のうち、市民講師ナビから16組の市民講師を紹介した。生徒たちはたくさんの講座から興味のある講座を選ぶことが出来た。生徒にとって、忘れられない授業となったことだろう。
<生徒の声>
 作ったのは初めて。機械で作るのは簡単だけど、手作りにはできあがった時の喜びがものすごくあった。(牛乳からバターを作る講座)
 
● 「自ら考え、自ら学ぶ」 (黄柳野高校)
選択から解決まで、生徒の意思でやれる時間。

 黄柳野高校の進路・自由選択講座に8組の市民講師を紹介。テーマは、環境問題、テロ、仕事など多岐にわたっていた。生徒たちは自分で選択し、疑問をもったことを友達や先生たちと共有し、ともにそれを解決していくというプロセスを経験した。
 教室の中で生徒、教師、市民が共に学び合う姿を見ることができた。
<生徒の声>
 働くことへの見かたが一つ増えた。今日聞いた話が直接役立つかどうかもわからないけど、今日のことは人生の中でずっと残りそうな気がする。来年も来てほしい。(仕事に関する講座)

中国茶
写真は、中国のウーロン茶をだしてもらった様子。本場の味にみんな舌鼓をうった。
 
● 土曜日も平日も市民講師が教室へ! (弥富高校)
土曜日も学校へ行きたい。
だってそこにはたくさんの市民講師がいるから。


 弥富高校が、10月と11月に各1度ずつ開いた土曜講座それぞれ数講座に協力した。講座は常に和やかな雰囲気で行われ、生徒たちも市民講師も徐々に打ち解けていった。
 また平日の選択授業でも計5回3人を派遣。特に進路の講座が好評だった。
 市民講師の口からでる言葉は、経験に基づいている。生徒はそれを敏感に感じ取っている様子だった。
 講座終了後も自ら市民講師のもとへ駆け寄り時間内に聞けなかった質問を投げかけていた。
<生徒の声>
 オレもデザイナーになりたいと思っているけど、こんな風になりたいと思った。  「自分の進む道を信じて進めば、その想いは叶う。」と聞いたとき、今の自分の進路のことについて考えさせられた。

自分の進む道を信じて進めば、その想いは叶う
 生徒と同じ視点から話すことにより、講師の言葉は生徒の心に入っていった。
 
● 市民講師ナビの活動実績 (2003年 2月末現在)
市民講師ナビも2年目を迎え徐々に活動実績を積み上げてきた。市民講師の登録数も100組を超えた。
今後、もっともっと市民講師の活躍の場を広げていきたい。

随時、市民講師の紹介をおこなっていきます。
平成13年度 実施講座数  42講座  6校

平成14年度 実施講座数 168講座 13校

今までの実施 実績講座数 210講座 18校
 
 

 
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